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すべての動物たちが、幸せに暮らせますように。

ペットシッターになるには

ペットシッターになりたい方へ~

 

ペットシッターにご興味がある方の為に執筆致しました。お役に立てると嬉しいです。
 
ペットシッターになるには、いくつか方法が
あります。
• 会社、事業所などの求人に応募し、採用される
• ペットシッターの派遣会社に登録
• 個人のペットシッターのお手伝いをする
 
などです。
これらの場合、資格などはいりません。
学歴や年齢による制限もありません。
もちろん、国家資格もありません。
 
まだまだ、世の中に「ペットシッター」という
仕事は知られていないのが現状ですが、だんだんと増えてきてはいます。
仕事の需要も徐々に増えています。
 
ペットシッターの独立開業
 
独立開業となると話しは変わります。
いくつかの条件があったり、動物取扱業の「保管」の登録申請は必須です。
これらを、わかりやすく詳しく書いていきます。
独立開業するには、2つの方法があります。
• ひとりで開業する
• フランチャイズに登録して開業する
 
ひとりで開業するとは、全てを1人でやらないとなりません。
登録申請、集客、チラシ制作配布、HP制作更新、書類の作成、クライアントさんとの打ち合わせ、帳簿つけ、確定申告など。もちろん、業者さんに頼むことも可能ですが、有料です。
パソコンのスキル、ペットの知識のスキル、クライアントさんとのコミニュケーション能力が必要となります。依頼される為には、お客様が安心する的確な電話応対、メール対応が大切です。
研修などはない為セミナーなどは自分で探し積極的に参加しなければなりません。
 
フランチャイズ登録での開業は、初期費用がかかりますが、研修を受けられたり、集客のサポートを受けられるなどのメリットがあります。
しかし、看板は〇〇ペットサービスの〇〇として
しか開業出来ません。
初期費用は、高額です。
私は、決して自信はありませんでしたが、自分はこうしたいという考えがありましたので、ひとりで開業致しました。
学生の時、専門学校に通いトリマーの資格を取得しました。
愛玩動物飼養管理2級は、大人になってから取得しました。そして、自治体に動物取扱業の登録をしました。
 
動物取扱業とは
      種別「販売」「保管」「貸出」「訓練」
               「展示」の5つになります。
ペットシッターは、「保管」を登録申請します。
躾などもやりたければ「訓練」も申請します。
 
動物取扱業の登録申請ができるようなる3つの要件とは
 
• ペットシッターの実務経験が半年以上ある。
• 営業予定の動物取扱業の種別に関わる知識や技術について1年以上教育する学校を卒業している。
•  客観的な試験により、営業予定の動物取扱業の種別についての知識と技術を習得していることの証明がある。
 
この最後の証明ですが、資格でいえば「トリマー」「動物看護師」「認定ペットシッター」
「ペットシッター士」「愛玩動物飼養管理士」などを取得すると、動物取扱業の登録申請ができます。
 
東京都の方は、東京都福祉保健局の東京都動物愛護相談センターホームページで申請できる資格かご確認下さい。
 
ペットシッター資格について
 
• 公益社団法人日本愛玩動物協会
    「愛玩動物飼養管理士」
• NPO法人 日本ペットシッター協会認定
   「ペットシッター士    」
   通学、通信講座、カルチャー講習
• ビジネス教育連盟ペットシッタースクール認定
  「認定ペットシッター」
•  一般社団法人 日本ペット技能検定協会
    「ドッグシッター」
• ジャパンケンネルクラブ
    「JKC愛犬飼育管理士」
 
通信講座+認定試験1日(講習会1日)で取得出来るのは、「愛玩動物飼養管理」(2級、1級あり)
       「ペットシッター士」
       「認定ペットシッター」
講習会と認定試験が同日に行われるのは、
        「JKC愛犬飼養管理」
        「家庭動物管理士」
※ 家庭動物管理士は、動物取扱業で「保管」
の登録申請のみになります。
 
愛玩動物飼養管理士は、動物関係の専門学校などでも受講できますので、取得したい方はホームページ等で確認して下さい。
 
なお、全ての資格は自治体によって取り扱いに差異がありますので、登録申請先となる自治体に
本資格が動物取扱業の登録が可能かあらかじめ
ご確認下さい。
 
「実務経験半年以上」でも申請可能
 
この場合、「動物取扱業実務経験証明書」という
提出書類があり、証明者が必要になります。
実務に従事した事業所の名称や証明者を提示し
証明となります。
 
登録申請が済むと毎年、動物取扱責任者研修を自宅に近いホールなどで必ず受けないとなりません。研修を受け修了証をもらいます。
更新は、5年ごとになります。
 
全くの未経験者が一人前のペットシッターとして働くのは難しい事です。
ペットシッターは、
「信頼」「知識」「コミュニケーション」が最も大事です。
信頼はお客様との信頼関係はもちろん、ペットとの信頼関係も大切になってきます。
信頼関係が築けずうちにむやみに触ったりすると
咬まれたり、引っ掻かれたりして思わぬ怪我をするかもしれません。
 
ペットシッターをするにあたって、様々な知識も必要です。ペットの習性を知っておかないと、いざ
怪我や病気の時の対応、看護方法もわかりません。ケアの仕方を知っておきましょう。
さらに、爪切りや耳掃除を頼まれるかもしれませんし、様々な事を相談される場合もあります。
相談された時に、的確なアドバイスが出来るよう
普段から勉強しましょう。
 
そして、コミュニケーションはお客様と打ち合わせの時に、お客様が何を求めているのか、把握しなければなりません。
ご飯のあげ方、トイレの始末にしてもやり方が違います。
様々な事に対して、アドバイスする事は大切ですが、自分の考えを押し付けないようにしましょう。
ペットは、同じ種類であっても生まれもった性格や体質などがあり、同じ個体はありません。
その個体個体にあった対応を求められます。
 
今は、ネットの時代。わからない事があったら検索し勉強しておきましょう。もちろん、書籍を買うことも良い事です。
 
犬は、ちょっと苦手という方は、「キャットシッター」も出来ますし、反対に「ドッグシッター」
だけという方もいらっしゃいます。
開業する時は、どの動物を対応するのか考えて
おきましょう。
小鳥、ハムスター、ハリネズミ、フェレット、
うさぎ、チンチラ、デグー、亀、爬虫類、など
興味があれば、自宅で飼育したり、ペットショップで働いてみると、いろいろな事がわかるので
お勧めです。
経験は、自分自身の自信にもなりますし、お客様にとっても安心材料となります。
 
 ペットシッターをしていて、楽しいし、癒されます。しかし、お別れする事も多々あります。
とても悲しい思いをしますが、少しでもお世話を
出来た事を嬉しく思います。
 
そして、最後に。
この仕事は、年末年始、お盆などに依頼がたくさんきます。中途半端な気持ちでは出来ない仕事だと思います。
自分が具合が悪くても代わりに行ってくれる人がいない限り、必ずシッターに行かなければいけません。
やりがいがある仕事と同時に責任が重い仕事であることを自覚しなければいけません。
 
以上となります。
 
ペットシッターになりたい方の為に〜